日々の偏ったニュースに思うこと

バカはバカでも……

今日は、先週末公開分のマル檄 第348回「史上最強のアイドル論」があまりに面白かったので、こちらを中心に……と思っていたのですが。

巡回先を見て回る内に気が変わって、相も変わらず小ネタ集に切り替えました。

マル檄の方も超お薦め(笑)です。

延べ3時間半(爆)の長い番組ですが、日本の’70年代から’00年代まで、「アイドル」を通して、日本の近現代史を振り返ることで、逆に「アイドル」の機能と意義を明らかにするというアクロバティックな内容もさることながら、いかにも嬉し楽しそうな宮台氏、ゲストの中森明夫氏の濃いお話しでも「お腹いっぱい」になっちいます(笑)。
「アイドル」好きな方もそうでない方も、せっかくの「無料公開」分ですので、是非見て頂きたいと感じました。

さて、では小ネタの方を。

日本の科学応用力は以前より低下? (/.J 記事)

こちらのコメン氏が述べている事に殆ど付け足すことは無いのですが。

「ゆとり教育」失敗の経験を生かして、更に発展させた藤原和博氏(東京都杉並区立和田中学校長)ゲストのマル檄の回が参考になるかと。

後、「PISA型学力」の例としては、フランスのバカロニア試験(日本で言うと大検にあたる試験)が参考になるかと思います。

例えば、「総合科学系」(理系志望者向け)で必須科目の「哲学」の試験では、「人間の自由は労働の必要性によって制限されるか?」といった論述問題が出るそうです。

大学前から、こういった「正解のない問題」に「間違いを恐れず、取り組める」というリソース構築を果たした国々と比べると、日本の教育制度が、未だ「高度成長期」向けなまま、というより更に悪化の方向に向かってる気がします。

勿論、「PISA型学力」バンザイ、というつもりは、ワタシにはありませんけれども、「高度成長期」向け教育を続けるなら続けるで、合理的な判断の下で為されるなら、何も言うことは無いんですけど、ね。

yaari.com からの招待状にご注意(/.J 記事)

なんだか、『プラネテス』でも出てきた「ケスラー症候群」を思い出しちゃいます :lol: 。「知人からのメール“も”注意して」とまぁ、口で言うのは簡単なのですが。せめて、全く関係ないはずの Gmail アカウントのパスを要求される時点で気付くくらいの「智恵」はもって欲しいですねぇ。

後、「Linus曰く『Subversionは史上最も無意味なプロジェクト』」に、ニヤリとしたり(リーナス氏の CVS 嫌いは、一部で有名(笑))、こんな図書館、行ってみたいような、行きたくないような :-? 、微妙さが面白いです。


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コメント 2 件

現存 より:

「総合科学」の理系でこういう問題が出るなら、私はもっとうれしかったかも。浪人中は哲学と社会科学の本を読んでましたよ。
 asahi.comで読んでいたのと、ちょうど読んでいる本に評価方法の問題があるとか書いてあったのに加えて、恩師の嘆き、果ては浪人してまで志望校を設定する意味をmixiで訊いてみたりしたのですが・・・。浮きこぼれが問題になるゆとり教育は間違っているし、大学生を対象に調査したらもっと悲惨だろうし、日本は知的先進国を諦めた国だし、熱心であるべき浪人は結局なんとなくで大学を選んでいる(ならどこに行っても同じ)。
 教育問題は割れ鍋にとじ蓋ですねぇ。

 アイドルもデータベース化から消費へと移ったのかな。見る/聞く時間があったら、NPRのイグノーベル賞番組を聞きたいですね(合計90分ほどある)。

Sa-Q より:

>現存さま

これは、当時「ゆとり教育」を推進した寺脇研氏(本業:映画評論家 副業:文部官僚(爆))も認めていましたし、宮台真司氏も度々言及していますが、「ゆとり教育の目指すところ」を、殆どの教師、教育委員会等が理解出来てなかったこと、理解は出来ていても、それを実行できる力量を持った教師が殆ど居なかったことが「失敗」だった、との分析でした。

では、「ゆとり教育の目指すところ」はどこだったかといいますと、まさに「PISA型学力」だったようです。

藤原氏(和田中学校長)のユニークなところは、「ゆとり教育」(道徳、総合学習の時間を「よのなか科」に充てる)ばかりでなく、ドリル的な教育が必要な数学や英語等の時間を増やし、今現在の日本で「学力」とされている部分にも、十分な手当てをしているところかと思います。

これも、「時間割」を決定する権限は教育委員会等ではなく、校長にある事を最大限に利用した、上手いやり方だと感心しました。

それから、「アイドルもデータベース化から消費へ」と具体的には話しに出ませんでしたが、中森明夫氏のアイドルの定義「歌唱力や演技力ではなく、お茶の間のTVで家族で見、皆で“かわいい”と愛でる存在」からすると、’00年代には、ついに消えてしまったと述べていました(ニッチでは勿論、生き残っては居ますが)。

宮台真司氏は対して、「ゲバルトではなく、“皆を幸せにする”(と幻想を持たせる)存在」をアイドルの再定義として提案し、案外、「(世間の)空気」の流れが変われば、また登場する可能性があると示唆していました。

それにしても……「レコード、CDの売り上げ変化グラフ」(85年に逆転)に始まり、「雑誌発行部数グラフ」、「大学生人数グラフ」、はたまた「日経株価グラフ」まで使っての「アイドル論」、他ではまず見られない事でしょう :hammer: 。

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