4th MEDIA に期待される「4番目の何か」(ITmedia 記事)
今週のマル檄、「ホリエモンかく語りき」を視聴する。堀江氏自身が登場し、90分に渡ってじっくりゆっくり話が聞けて、非常に面白いです。
収録が先週木曜日、高裁で仮処分申請の件が認められる直前であり、当然、金曜日にSBIが突然登場する前なのですが、そんな「プロレス的」な枝葉末節な話はなく、堀江氏がどういう人間で、企業と投資、そしてそれらが社会に何をもたらすか、についてどういう考えを持っており、またメディアについてどういう考えを持っているのか、これまでのテレビ等でのインタビューではゼンゼン見えてこなかったモノが、丁寧に明らかにされた印象です。
前半はかなり、これまでの「騒動」に苛ついている様子も多々見られて、「なんで堀江を揶揄する人間に対して、分かりやすく説明しないといけないのか、という気がしますね。選挙じゃ無いですし。」とか、「みんなに理解されてしまうと、ビジネスにならなくなるんですよ。そこはホントに悩ましいところ」など、感情をあらわにするところや、「あんまり『自明』なことは、言いたくないんですよねぇ。めんどくさいし」といった「いかにもヲタクっぽい」
発言は、「あ?、当たり前だけど、この人も人間なんだ?」とチョッと新鮮でした
。
ちなみに、「自明」なこととは、資本提携や買収で経営権を得た企業が、ヒドい赤字状態ならともかく、黒字ならむやみなリストラやコストカットしてみても「誰も得しない」、あるいは、なんで収益を土地や建物に回すのか。もっと良いコンテンツを作れるように投資しないのか。といった、「しごく尤も」な話
でした。
面白かったのは、宮台センセからの「9.11 以降、アメリカのFOXテレビで代表されるような『多チャンネル化によって、かえって特定チャンネルに人が集まり、多様性が失われる』問題について、どうおもうか?」という、まさにワタシが拘り続けてる問題に対して、「今の仕事で手一杯なので、あまり考えたこと無いけど」と言いつつも「それは、双方向メディアじゃなかったからじゃないですか」と即座に答えていたところ。
もちろん、よく考えてみると、例えばここ数年の「2ちゃんねる」の動向など考えてみると単純に「双方向性」の担保だけでは足りないと思われるのだけども、おそらく「初めてされる質問」だったにも関わらず、こういう問題に即座に答えられるのは、有る程度こういった話題に関心があり、かつ、よほど頭が良いんだろうなぁ
。
もう一つ面白かったのは、最後の最後になって語ってた「メディアに関心を持ち始めた切っ掛け」の話。
1984年頃、パソコン通信に初めて触れて、「これは、(やって良いかどうかは別にして)直接民主制を可能にする仕組みではないか」と考えたのだとか。で、「そうなると、特定の人間や組織がメディアを自由にコントロール出来てしまうと、非常に危ないことになる」と思ったとのこと。
1984年というと、小学生か中学生? ホントに只者では無い。。。
とはいえ、堀江氏のこの問題意識、「ナイーブ」に受け取って良いものかどうか、はまた別ではあるのかも。
ただ、彼がこれまで語ったことを思い返せば、「システムによって、いかに『極端な偏り』を排するか」ということだったようにも感じられることは確か。
なんにしろ、思ったより面白い人だ>堀江貴文

ちなみに、SBI北尾社長について、神保さんが興味深いエントリーを書いてらっしゃいます。
http://www.jimbo.tv/commentary/000089.php