約半数の人がゲームと犯罪は関係あると考えている(/.J 記事)
チト鮮度が落ちる記事ですが(笑)。
「ゲーム脳」云々はお笑いにしても
、『戦争における「人殺し」の心理学』を読むと、結構慄然とする指摘が有ったりします。
実は、喩え戦場といえども、「殺人」は人間にとってかなり強力な「タブー」なので、詳細に調べてみると、フリだけで発砲しなかったり、ワザとねらいを逸らしたりで、訓練時の成績から考えると、驚くほど「効率が悪い」結果になるそうです。
で、そこに気が付いたアメリカ軍では、ベトナム以降、「タブー外し」の研究がさかんになるのですが、ある種のゲームや映画は、この「タブー外し」プログラムで使われるものと酷似している、とのこと。
で、軍で行われていることと、ゲームや映画の「重要な違い」は、軍では対象が敵兵に絞られており、しかも、「権威者」の命令に絶対服従するように徹底的にたたき込まれる(「権威者」が安全装置の働きをする)のに対し、ゲーム等では何の制限も無いこと。
著者の Dave Grossman 氏は、全てのゲームが「有害」と言ってるのではなく、「対話型媒体」であるゲームの多くは、「たいていのテレビ番組よりははるかに好ましい」とも言っています。
が、「リアルなシューティング・ゲーム」の類、特にゲームセンターであるような、実際の銃器に似せて作られた武器を操作するようなものは、「安全装置を省いた、タブー外しプログラム」ではないか、とのこと。
これから考えられるのは、おそら著者のDave Grossman 氏が考えているのは、アメリカでの銃器犯罪が念頭にあるのではないかな。
これがそのまま、日本のような「銃器が身近にないところ」で当てはまるかどうかは微妙な気もしますが、ただ、非常に重要な示唆を含んでいるように感じます。
「パブロフの犬」的な条件付けを、知らず知らずのうちにゲームやメディアから受けている可能性、というのは確かにあるかも知れない。

今イラクで起きてる「無茶苦茶な事態」、この「タブー外し」が根に有るんじゃないかな、というのは、個人的な推測デス。